指導者の考え方 |
空手・・・。 やってみたいけど… ・ちょっと怖い・・・。 ・痛そう・・・。 ・ムッチャしんどそう…。 色んなイメージがありますよね。 否定はしませんが、それだけでは続けれませんよね。 楽しく笑顔で練習したいものです。 その理由は、最後に回しまして少し堅い話を先に書きます。 私は空手をすることにより技術的な面と、精神的な面とが養われると思っています。 ページ内メニュー ○技術的な面とは ○精神的な面とは ○空手術と空手道 ○まずは楽しく ○ 技術的な面とは(空手術)・・・。 ▲トップへ▲ 今は、探せばいろんな格闘技の道場があります。 「どんどん、強くなって大きな大会に出て、K-1みたいなリングに上がりたい!」 そういったのが希望の方は、私の指導する空手とは合わないかもしれません。 私は、「空手は護身術」と常に思っています。 格闘技(競技)は勝者と敗者が必ず出ます。 勝つ為には、相手を自分から攻撃しなければいけません。 空手は護身術。 勝つ必要はありません。 「負けない事!」 これが大事です。 危険だと思ったら、「避ける、逃げる」。 逃げれなければ、身を守るために抵抗しなければいけません。 その時に初めて空手術です。 そして、素手では身を守れないと感じたら物を使う。 ですので、私は護身の為の技術を指導します。 突き・蹴り・関節(取手)・受身・受身からの反撃法・武器術 自分や仲間の身が危険な、切羽詰った状態で始めて使うのが空手術です。 一生に何回も使う事はないですよね。 でも、万が一の時にその一回が来て身を守れたら十分に価値のあるものです。 また、そういった事態にならないために、「揉め事にならないようにする」、「身に危険が及ばないようにする」のも空手術です。 ○ 精神的な面(空手道)とは・・・ ▲トップへ▲ 私は、道場をチャンピオン養成所にしたいとは考えていません。 (あくまでも、私個人の考え方です。) 試合に出て、「試合がおもろい! もっと勝ちたい!」と言う練習生の場合は別です。 ですが、そんな闘争心のある人ばかりではありません。 無理をせず、出来る事から始めましょう。 せっかく空手をしたのなら、道場に来て体を動かす事により、少しずつでも自信が付けば良いと思います。 ・体力がついた。 ・体が柔らかくなった。 ・バランスが良くなった。 ・集中力がついた。 ・道場内で仲間が出来た。 ・自分の意見をちゃんと自分で言えるようになった。 ・強くなった。 なんでもいいんです。 道場に来て、練習する事によりそういった事の手助けになる様にと考えています。 稽古について来れない練習生を出さないように、少しずつでも着実に空手が身に付くように・・・。 体力が無くても、大丈夫です。 少しずつ、着実に・・・。 気が付けば、少しずつ空手の技が出来るようになり、それがまた自信につながる。 その繰り返しですよね。 また、稽古を通してしんどい事や痛いことを経験します。 それは、自分が体験する事により、他者に対しても「何をどこまでどうしたらしんどい、痛い」が想像できる事になります。 そうした経験の積み重ねにより、他者への思いやりが育つものと信じています。 ○ 空手術と空手道 ▲トップへ▲ 「空手術」は自分の身を守るために相手を制する技術です。 むやみやたらに使っては、非常に危険なものです。 「空手道」は、その技術を制御するための心を養うものです。 刀と鞘のようなものです。 両方のバランスが大事ですね。 ○ まずは楽しく ▲トップへ▲ と、色々と書きましたが…。 誰でもしんどい事や、痛いことは嫌です。 それを精神論で乗り越えることも大事ですが、もっと大事な事があります。 空手を楽しく! まず楽しく! そして楽しく! 続けるのが楽しい! 太く短くではなく、細くても長く続けれる空手! 太く長くが一番いいですが、誰もが出来ることではありません。 まず第一に、楽しくないと続きません。 当然メリハリは必要ですが、練習中もぜひ笑って下さい! 拳琉会では「楽しい空手の道場」としての活動が出来ていると思っています。 (他の道場の先生方から見ると甘いと言われるかもしれませんが…。) 正しい練習内容で、長く続けていれば自然と技術は身に付きます。 しんどくやるか、楽しくやるか…。 気持ちの持ち方と、集中力の掛け方…。 楽しく練習しながら、どこまで深く空手にハマるかは練習生の自由です。 まずは楽しく練習しましょう。 |